チャットでのリアクションの使い方|失礼?時短?リアクションの活用事例も紹介
ビジネスシーンでチャットを利用してコミュニケーションをとる際、リアクション機能を利用する方も多いと思います。
リアクションは少しカジュアルな印象になるため、使い方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビジネスチャットで悩みがちなリアクションの使い方を紹介します。
適切に使うことができればとても便利なため、ぜひ目を通してみて下さい。
Index
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- チャットのリアクション機能とは?
リアクション機能の特徴
リアクション機能の使い方
リアクションの変更・取り消し - リアクションでの返信は失礼?リアクション使用時のポイント
リアクションは人によって受け取られ方が違う
社内やチーム内でルールを決める
リアクションをしないのは失礼・冷たいと感じる人も
目上の人やクライアントに対しては失礼にあたる場合もある
次に行動を促したいときは、リアクションではなく返信をする - チャットのリアクションでの失敗事例・上手く活用できた事例
- まとめ
- チャットのリアクション機能とは?
チャットのリアクション機能とは?
チャットにはリアクション機能があるのをご存じでしょうか?
Chatwork、slack、LINE WORKSなど、主要なビジネスチャットツールでは数種類のリアクション機能を使用することができます。
その多くは、「了解」「ありがとう」「いいね」などのメッセージをスタンプのようにメッセージにリアクションできるようになっています。
リアクション機能の特徴
上記に挙げたように特徴として、「了解」というようなメッセージを簡潔に伝えることができます。
Chatworkやslackには既読機能がないため、「読みました」「確認しました」ということを伝えるためにリアクションを使うことも可能です。
また、忙しい場合でもリアクションであればすぐに返信することができるため便利ですね。
リアクション機能の使い方
リアクションの使い方はとても簡単です。
1.リアクションしたいメッセージにカーソルを合わせる
2.利用可能なリアクションが出てきたり、リアクションの選択ボタンが出てくる
3.使いたいリアクションをクリックする
簡単な操作で直感的に使うことができるので、スピーディーなコミュニケーションが可能になります。
リアクションの変更・取り消し
一度したリアクションは、簡単に変更したり取り消したりすることが出来ます。
・リアクションの変更
チャットツールによって異なりますが、別のリアクションを選択することで変更可能
(slackは1つのメッセージに対して複数のリアクションをすることが可能です。)
・リアクションの取り消し
自身がつけたリアクションを再度クリックすることで取り消すことが可能
リアクションに既読機能はないため、相手がリアクションを確認したかしていないかという判断は出来ません。
そのため、時間が経ってからのリアクション変更はしない方が良いでしょう。
リアクションでの返信は失礼?リアクション使用時のポイント
リアクションは手軽で便利ですが、ミスコミュニケーションが起こる場合もあります。
自分の意図と異なる受け取り方をされる場合も考えられるため、気をつけたいポイントを確認していきましょう。
リアクションは人によって受けとられ方が違う
基本的なリアクションの解釈は、多くの人が共通かもしれません。
しかし、リアクションの多くは顔文字でテキストがないため、解釈が幅広くなりがちです。
例えば、「了解」というリアクション使用した場合
・リアクションした側:「メッセージを確認した」という意味で使用した
・受け取った側:「OK,そのまま進めて」という意味で解釈した
リアクションした側とされた側の解釈が必ずしも一致するとは限らないので、その点を頭に入れておく必要があります。
社内やチーム内でルールを決める
上記のようなミスコミュニケーションを防ぐために、社内やチーム内でリアクションのルールを決める方法もおすすめです。
「メッセージを見た」「問題ないのでそのまま進めて」「あとで確認する」
など、会社やチーム、プロジェクトの特性に合わせてリアクションのルールを作ると、解釈の相違が少なくなるでしょう。
メッセージの既読を確認したい場合は、「メッセージを見たら特定のリアクションをする」などのルールも良いでしょう。
リアクションをしないのは失礼・冷たいと感じる人も
チャットコミュニケーションに慣れている人は、テキストやリアクション機能を使いこなし、適切な反応をとることが出来ます。
しかし、チャットに不慣れな人は発信に対するリアクションがない場合もあります。
リアクションをしない人は、自分の中では「了解した」「メッセージを確認した」と思っているかもしれませんが、メッセージを送った側は、反応がないとメッセージが見られているかも確認することが出来ません。
そのため、既読の意味でもリアクションをすることが親切と考えると良いでしょう。
目上の人やクライアントに対しては失礼にあたる場合もある
リアクションは1クリックで意思表示ができるため、手軽な反面、カジュアルな部分もあります。
リアクションの多くは顔文字などのくだけた雰囲気なので、リアクションで返信することが失礼と受け取られるケースもあるでしょう。
特に、目上の人や関係の新しいクライアントなどには、テキストで返信をする方が良い場合が少なくありません。
関係性にもよるので一概には言えませんが、リアクションでの返信は失礼なシチュエーションもあるため気をつける必要があります。
次に行動を促したいときは、リアクションではなく返信をする
リアクションは便利ですが、相手に通知などがいかないため、メッセージが多い場合はすぐに流れてしまいます。
また、相手が忙しい場合は自分が送ったメッセージを見返すのを忘れることも考えられます。
「了解」「確認した」というケースなら問題ありませんが、次の行動を促したい場合は、リアクションではなくメッセージで返信しましょう。
特定の相手宛なら、宛先の指定やメンションを行い、相手が気付きやすいように配慮すると見落としがありません。
チャットのリアクションでの失敗事例・上手く活用できた事例
ここでは、チャットのリアクションで失敗した事例や上手く運用できた事例を紹介します。
・リアクションで失敗した事例
「了解」のリアクションを入れて返事を少し考えたいと思っていたら、「進めていいよ」と受け取られてしまった。
→「少し考えたいから待って」という意味のリアクションを決めて、社内でルール化して解決した。
新入社員がクライアントに対して「いいね」のリアクションをしてしまい、クライアントを不快に思わせてしまった。
→チャット利用時の注意点・ポイントを事前に共有しておく。
・リアクションを上手く活用できた事例
チームメンバーに確認してほしいメッセージの最後に「OKの人は”いいね!”を。ちょっと待ってという人は”〇〇のリアクション”を」と一言伝えた。
→チームメンバーは、リアクションで投票できるため、メッセージの連投もなく、やりとり&投票を同時に進行することが出来た。
人数が多いチャットグループで、1人1人「了解しました」メッセージを送るとメッセージ数が多くなり、大切なメッセージが埋もれてしまう。
→メッセージの発信者が、了解の場合は「いいね!」リアクションを、別の意見がある人は「メッセージで意見を返信下さい」と連絡することで、やりとりがスムーズに。
まとめ
チャットのリアクションは上手く活用できると、テキストメッセージを使わずにコミュニケーションを取ることが可能です。
しかし、手軽であるがゆえに気をつけた方が良いポイントもあります。
チャットではメッセージとリアクションを上手く使い分けて、スムーズなやりとりを実現しましょう。