ビジネスチャットで使える例文を紹介|デザイン制作・修正依頼・追加【クリエイティブの場面】
社内外でのコミュニケーションツールとして、多くの企業がチャットを採用しています。チャットは気軽にスピード感を持ってやりとりできる点が魅力です。
前回の記事ではビジネスチャットで使える例文を紹介しました。依頼・確認・相談など、通常のビジネスシーンでよくある状況の際に使えるものでしたが、今回はクリエイティブの場面に特化した例文をご紹介します。
本記事では、ビジネスチャットで使える例文をシーン別に紹介していきます。クリエイティブの現場でコミュニケーションに悩んでいる方も、ぜひ参考にして下さい。
Index
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- デザイン制作の場面でのチャットコミュニケーションのコツを紹介。気をつけたいポイントは?
- 【クリエイティブの現場】ビジネスチャットのシーン別例文・テンプレート集
デザイン制作依頼をするときの例文
デザイン修正依頼をするときの例文
追加依頼をするときの例文
デザイン提案の依頼をするときの例文 - まとめ
チャットコミュニケーションのコツを紹介
まず最初に、デザイン制作の現場でのチャットコミュニケーションのポイントを簡潔にご紹介します。
ここではデザイン制作など、クリエイティブな場面での事例を紹介しますが、チャットコミュニケーション全般については以下の記事でご確認下さい。
また、クリエイティブの現場以外の基本のチャット例文は以下記事にまとめています。
ビジネスチャットで使える例文を紹介|依頼・確認・相談・急ぎの場合などシーン別に
デザイン制作の場面での気をつけたいポイント
・いつまでに、どうしてほしいのか、明記する(新規制作・追加・修正・削除など)
メールなどでのテキストコミュニケーションと同様ですが、期限と要望をしっかりと明記しましょう。
要望までに至った経緯や意図なども共有しておくと、コミュニケーションミスも減らすことができます。
・新規制作・追加・修正・削除といった趣旨を明記する
目的が文頭に書いてあれば、その時点で相手はどのような対応をしたら良いか想定することができ、チャット本来のレスの速さを活かすことが可能です。
・詳細は依頼テンプレートを作成し依頼する
デザインのテイスト、競合商品、コピーの有無など、詳細について全てチャットで書いていると、まとまりもなく見直す際にも見にくくなってしまいます。
そのため、デザイン依頼の際にはテンプレートを作成し、要件をまとめて伝えるようにしましょう。
デザイン制作など、実際の納品物がある場合には、具体的に・詳細は別資料を用いて依頼することがチャットコミュニケーションでのコツといえます。
【クリエイティブの現場】ビジネスチャットのシーン別例文・テンプレート集
ここからは、制作の現場で実際に使うことができるビジネスチャットのシーン別の例文を紹介します。
デザイン制作・修正依頼・追加・削除の場合など、よく使うシーンをまとめましたのでぜひ参考にして利用してみて下さい。
デザイン制作依頼をするときの例文
まず、デザインの現場で依頼の際に使える例文を見ていきましょう。
- ○○のバナーデザインについて、新規案件のご相談です。
制作点数は○点、納期は××まで、詳細は添付資料となりますのでご確認をお願いします。
- 【新規案件のご相談】
○○のバナーデザイン○点を、○月○日までにご対応可能でしょうか?
詳細は添付資料をご確認下さい。
※流用可能なデータがある場合 - ○○のデータを流用できるため、比較的スピーディにご対応いただけると思います。
まず、依頼の具体的な内容を記して相談します。そして「詳細は別資料」など、依頼の詳細は別資料にまとめます。詳細の項目が少ない場合は、すべてチャット内に書き込んでも良いでしょう。
また、文頭に【新規案件のご相談】などと記載すると一目でわかりやすいです。
流用可能なデータがある場合は、その旨も記載すると作業スピードの見積りがしやすくなります。
依頼内容をすべて記載し終わったに、下記のようなフレーズで文章を締めます。
- お忙しいところ恐縮ですが、今週中にご確認いただけますと幸いです。
- お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
- ○月○日までに、ご回答いただけますと幸いです。
チャットでの依頼は、簡潔にまとめることが大切です。
「いつまでに・何を・どうしたいのか」という、期日・要件を具体的に示し、要件が長くなるようだったら別資料にまとめましょう。
デザイン修正依頼をするときの例文
- 制作いただいた『バナー』について、〇〇を××に修正いただけないでしょうか。
『理由:〇〇の色味が背景と馴染んでしまい』、視認性を上げたく修正をお願いします。 - 制作いただいた『バナー』の色味について相談したいのですが、
〇〇の箇所をもう少し目立たせたく、以下デザインのような表現は可能でしょうか?
参考デザイン:~~~(複数提示)『』:適宜変更箇所
修正依頼したいときは、具体的に「どこを」「どのように」修正したいのか伝わるように心がけましょう。
デザインは具体的な指示が難しいため、イメージが湧きやすいように参考デザインがあると伝わりやすくなります。
また、理由を記載すると修正意図が伝わるため、デザイナーも修正がしやすくなるでしょう。
追加依頼をするときの例文
- ○○のデザインについて、追加デザインのご相談です。
××サイズのバナーを○点、××までに依頼することは可能でしょうか。 - ○○のデザインですが、追加で1ページ制作することになり、ご対応可能でしょうか。
納期は××希望です。詳細は以下資料に追記いたしました。
追加依頼をする場合は、まず案件名・制作ボリュームを明記します。
詳細は既存資料に追記する形か、テキストで必要な箇所のみ伝えて、あとは前回資料を確認する形でも良いでしょう。
デザイン提案の依頼をするときの例文
- ○○の『ウェブサイトデザイン』について、新規デザインのご相談です。
『商品特徴:○○な商品』で、××を伝えられるデザインにしたいと考えています。
詳細は別資料となりますので、デザインのご提案をお願いできないでしょうか? - ○○の『カタログデザイン』について、新規でご相談です。
『製品特徴:○○な製品』で、××を伝えるカタログとなります。
概要は別資料となり、ご検討いただける場合は詳細をお打ち合わせさせていただきたく存じます。『』:適宜変更箇所
デザイン提案の場合、デザインテイストなどの企画段階からデザイナーに入ってほしい場合もあるでしょう。
デザインテイスト・トーン&マナー・コピーなど、詳細が決まっていない場合には、その部分も提案してほしい旨を伝えましょう。
ただ、全てお任せだとイメージしていたものとかけ離れていた場合の修正コストがかさみます。
そのため、イメージサイトや商品特徴・コンセプトなど、できる限りの情報は共有しておきましょう。
なるべく具体的にデザインイメージを伝えられると、デザイン進行の際に齟齬が少なくなります。
また、ボリュームが多い案件の場合は打ち合わせを設け、案件について共有する場を設けると良いでしょう。
まとめ
チャットでの長文は読みにくくあまり歓迎されないため、デザイン依頼のように詳細情報が多い場合は別資料を作成しましょう。
依頼テンプレートを作成しておき、必要事項を埋めるだけにしておけば、依頼の際に情報共有のミスもなくなります。
基本的な依頼の仕方は、メールでもチャットでも変わりませんが、チャットコミュニケーションの良いところを活かしたコミュニケーションで、クリエイティブの現場でもスピード感を持って対応しましょう。