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【初心者向け】WordPressサイトを構築する際の注意点|サーバーやドメイン、おすすめテーマも紹介

2024.9.26

WordPressはサイト制作に欠かせないCMSで、2003年のリリース以降、世界中で利用されています。
広く使われているWordPressですが、実際にサイトを制作する場合、ある程度の専門知識も必要で注意すべき点も多くあります。

今回はWordpress初心者向けに、サイトを構築する際の注意点を紹介します。
これからWordpressでサイト構築を考えている人や、改めて注意点を確認したい人などはぜひ参考にしてください。

サーバーとWordPressインストールについて

WordPressを使用する場合、サーバー契約が必須です。
サーバーを選ぶ際は、Wordpressを簡単にインストールできる機能を備えたレンタルサーバーがおすすめです。

「Xserver」「ロリポップ」のような大手レンタルサーバーは機能的にもコスト的もバランスがよく、 利用者の多さからインターネット上に設定に関しての情報も豊富に掲載されています。

■Xserverの特徴

・高性能なサーバー
・無料SSL証明書
・独自のWordPress簡単インストール機能
・24時間365日のサポート

■ロリポップの特徴

・比較的安価
・初心者向けの使いやすさ
・豊富なレンタルサーバープラン
・WordPressに特化したプラン有り

ドメインについて

ドメインには、初期ドメインと独自ドメインがあります。

初期ドメインとは、レンタルサーバー会社で契約する際に、サーバー会社から提供されるドメインです。
無料で提供されるので、テスト用やドメインに費用をかけたくない場合に使用されます。

対して、独自ドメインとは、個人や会社が自分で登録するオリジナルのドメインです。

通常、独自ドメインの取得はサーバー代と別で費用がかかりますが、 レンタルサーバーによっては独自ドメインを無料で取得できるプランもあり、 サーバーとドメインの契約を同時に簡単に行うことができます。

セキュリティ面について

独自SSLを適応させることで、ウェブサイトのセキュリティを大幅に向上できます。

「Xserver」「ロリポップ」とも、無料独自SSLに対応しており、サイトに簡単にSSLを適応させることが可能です。

独自SSLのセキュリティ面の利点としては、以下のようなことが挙げられます。

1.データの暗号化

・ウェブサイトとユーザー間の通信を暗号化
・個人情報や機密データの保護

2.なりすまし防止

・ウェブサイトの真正性を証明
・フィッシング攻撃からの保護

3.信頼性の向上

・ブラウザでの安全性表示(緑の鍵マークなど)
・ユーザーの信頼獲得につながる 4.SEOへの好影響
・Googleなどの検索エンジンが安全なサイトを優遇
・検索順位の向上に寄与 5.最新の暗号化プロトコル
・TLS 1.3などの最新プロトコルに対応
・より強固なセキュリティ

バックアップについて

サーバーに不正アクセスがあった場合や、何らのトラブルがあった場合、 バックアップからの復元が必要になります。 大手レンタルサーバーならWordPress側で設定をしなくても、 サーバー側で万一の場合のバックアップを取ることが可能です。

Xserver自動バックアップ機能を全プラン搭載
ロリポップオプションで7世代前まで自動バックアップが可能

テーマ導入について

WordPressには、無料テーマ、有料テーマがありますが、初心者の方はまずは無料の日本語対応のテーマで WordPressの基本的な設定方法を習得することをおすすめします。

◎おすすめ無料テーマ

「Cocoon(コクーン)」「Lightning(ライトニング) 」は利用者が多く、インターネット上で情報を入手しやすいテーマです。

Cocoon(コクーン)の特徴

・検索エンジン最適化(SEO)に強い
・AMP(モバイルでのウェブページ表示を高速化)に対応
・豊富なカスタマイズオプション ・レスポンシブデザイン
・豊富なスキン(デザインテンプレート)
・Google AdSenseなどの広告表示に最適化
・日本語サポート
・定期的な機能追加とバグ修正

Lightning(ライトニング)の特徴

・ビジネス用途での使用を想定して設計されており、プロフェッショナルな外観と使いやすさを両立
・レスポンシブ対応(モバイルフレンドリー)
・複数のレイアウトオプション
・WordPressカスタマイザーを使用した簡単なカスタマイズ
・豊富なウィジェットエリア ・SEOに最適化された構造
・各種ページビルダープラグインとの互換性
・定期的なアップデートとバグ修正
・ブロックエディタ対応 ただし無料テーマではデザイン性やカスタマイズ性が有料テーマに比べると低いため、 より高度な機能やデザイン性の高いサイト制作を行いたい場合は、有料テーマの購入が必須です。

◎おすすめ有料テーマ

「TCD」「Lightning G3 Pro(ライトニングの機能拡張版)」は、上記と同じく利用者が多く、サポートもしっかりしているためおすすめできます。

TCDの特徴

・日本のビジネスサイトやブログに適した洗練されたデザイン
・各業種に特化したテーマ(飲食店、不動産、ポートフォリオなど)
・カラー、フォント、レイアウトなどの細かい調整が可能
・レスポンシブデザイン
・日本語による手厚いサポート
・詳細なマニュアルとビデオチュートリアルの提供
・最新のWordPressバージョンに対応

Lightning G3 Proの特徴

・ビジネスサイトやコーポレートサイトの構築に適しており、高度なカスタマイズ性と使いやすさを両立
・WordPressのフルサイト編集機能に完全対応
・ヘッダー、フッター、サイドバーなどの細かい調整が可能
・Google Fontsとの連携 ・フォントサイズ、行間、文字間隔などの詳細設定
・イベント、お知らせ、FAQなどのカスタム投稿タイプを簡単に作成可能
・プロ仕様のウィジェットオプション
・カスタムCSSやJavaScriptの追加が可能
・継続的な機能追加とバグ修正
・ビジネス向けの豊富なブロックパターンを用意
・管理画面でモバイル表示のプレビュー

運用面の注意点 

WordPressサイトは記事の追加や編集等、更新が簡単に行えるため、 納品後は主にクライアント側で更新していくことが多いです。
クライアントがどこまでの編集を希望するかによるため、納品前に運用についても確認しておくことが大切です。

記事の作成・追加だけを担いたいという場合は、「編集者」権限のアカウント発行を行います。
そうすることで、テーマファイル等構造に関わる部分には触らないようにすることが可能です。

サイト全体の編集を行いたい場合は、使用するテーマに合わせた操作マニュアルを用意し、クライアント側での更新作業をわかりやすいものにすることで、今後のトラブルなども防ぐことができるでしょう。

WordPressの更新について 

WordPressを更新しないと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  1. セキュリティの脆弱性: 最新のセキュリティパッチが適用されないため、ハッカーの攻撃対象になりやすくなります。
  2. 機能の制限: 新機能や改善された機能を利用できず、サイトの潜在能力を最大限に活用できません。
  3. パフォーマンスの低下: 最適化や速度向上のための更新が適用されないため、サイトの読み込み速度が遅くなる可能性があります。
  4. プラグインやテーマとの互換性問題: 最新のWordPressバージョンに対応したプラグインやテーマが使えなくなる可能性があります。
  5. サポートの制限: 古いバージョンに対するサポートが終了し、問題が発生した際に解決が困難になります。
  6. SEOへの悪影響: 最新の検索エンジン最適化機能を利用できず、検索順位が下がる可能性があります。
  7. ユーザー体験の低下: 新しい編集機能や改善されたインターフェースを利用できず、サイト管理が非効率になる可能性があります。

これらの理由から、WordPressは定期的に更新することをおすすめします。
ただし、更新前にはバックアップを取ることが重要です。

まとめ

WordPressは利用者が多い人気CMSなので、手軽に利用できるCMSです。
もちろん経験のある技術者であれば問題ありませんが、サイト構築に慣れていない初心者は注意点を確認しながら、サイトを作成していきましょう。

レリゴでも、ご要望に合わせてWordPressを使用したサイト制作を行なっています。
コーポレートサイト、ECサイトなどの構築経験も豊富で、今までのノウハウを活かして最適なご提案をいたします。

サイト制作などでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合せ下さい。

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