デザインのディレクション方法は?デザインオーダー後の修正も的確に!
ディレクターなどの非デザイナーが悩むポイントとして、デザインのディレクションが挙げられるのではないでしょうか。希望通りのデザインにするためには、的確なデザインオーダーや修正指示などを行わなくてはなりません。
今回はWEBデザインの際に、デザインディレクションに悩んでいる方に向けて注意点を紹介します。
なかなか希望通りのデザインに仕上がらなかったり、改めて注意するポイントを確認したい人などはぜひ参考にしてください。
Index
-
- デザイン依頼をする上で大切なのは正しいディレクション
例)Webデザインディレクションの流れ - デザイン依頼方法は?押さえておきたいコツ・ポイント
・要件やコンセプトなどの各種情報、イメージも合わせて共有する
・依頼するデザイナーの得意分野を確認しておく
・スケジュールを組む際は、制作途中で確認を挟む
・修正対応の確認を。スケジュールには余裕をもって - 細かすぎず、アバウトすぎないバランスの良いディレクションを
- デザイン修正依頼時に押さえておきたいコツ・ポイントは?
・技術的な指摘を行いすぎない
・まずは依頼した要件を満たしているかを確認
・修正指示は抽象的すぎない。イメージがあると◎ - まとめ
- デザイン依頼をする上で大切なのは正しいディレクション
レリゴではディレクションのみでの対応も可能です。ぜひお問合せ下さい。
デザイン依頼をする上で大切なのは正しいディレクション
デザイン制作は、イメージという形のないものを具体的な表現にしていく仕事です。
Webサイトやバナー、ロゴ制作など、さまざまなデザイン制作がありますが、デザイン依頼の際はディレクターなどの依頼者がデザイナーにイメージを正確に伝えることが大切になります。
特にデザインについての知識がない(または浅い)ディレクターは、思い通りのデザインにならず、デザイナーとのやりとりが増えていく・・・という悪循環にも陥りやすいのではないでしょうか。
デザイン依頼をする上で、大切なのは正しいディレクションです。
ディレクターは、デザインの方向性を決定し、コンセプトからトーン&マナーまでしっかりとデザイナーに共有、ディレクションすることで、理想のデザインに導きましょう。
■例)Webデザインディレクションの流れ
デザインの依頼方法について説明する前に、Webサイト制作を例に、デザインディレクションの流れを簡単にまとめてみます。
・Webサイトのコンセプト、ターゲット(ユーザーペルソナ)を共有
まずはWebサイトのコンセプトやユーザーペルソナを設定します。
Webサイト制作の目的や、ユーザーにどのような情報を届け、どのような行動を促したいかなどを共有しましょう。
・構成(WF)を作成し、要素の優先順位を決める
コンセプトやターゲットユーザーが決まったら、構成(ワイヤーフレーム)を作成します。
必要な要素を適切な位置に配置していきますが、この時、要素の優先順位もある程度決めておくとデザインの際に役に立ちます。
・トーン&マナーや配色などの詳細を決める
トーン&マナーとは、文章やデザインなどの表現における一貫性・統一性を保つためのルール(秩序)です。
すでにブランドのトーン&マナーがある場合は、それに沿った制作を行いますが、新たに決める場合は制作するサイトに合ったトーンを明確化しておきます。
・デザイナーにデザイン依頼をする
コンセプトからトーン&マナーまで決定したら、いよいよデザイナーにデザイン依頼をします。
依頼の際は、要件資料を制作して依頼すると良いでしょう。作業内容や指示内容をまとめておくことで、トラブルの回避にも繋がります。
デザイン依頼方法は?押さえておきたいコツ・ポイント
デザイン依頼については、デザイナーに希望するデザインが伝わるよう最善を尽くしましょう。
理想のデザインに近づけるためには、デザイン依頼時が重要です。
・要件やコンセプトなどの各種情報、イメージも合わせて共有する
ここで情報やイメージ不足だと、デザインが上がってきた時に「思っていたのと違う」という形になってしまうため、しっかりとイメージの擦り合わせを行うことが大切です。
文字だけでなく、ビジュアルを用いたイメージボードなどの共有も有効です。
・依頼するデザイナーの得意分野を確認しておく
デザイン依頼の際は、デザイナーの選定も重要です。
デザイナーによって、得意・不得意なテイストがあるため、希望するトーン&マナーが得意なデザイナーに依頼することで理想のデザインに近づきます。
・スケジュールを組む際は、制作途中で確認を挟む
依頼してからデザイン完成まで一度もチェックせずに進めると、イメージの齟齬が合った場合、修正が広範囲に渡ってしまいます。
任せきりにせず、デザインの制作途中で確認し、状況の共有をしましょう。
制作過程を共有することで、修正がある場合はスピーディーに対応できるため作業効率も良くなります。デザイナー、ディレクター相互のストレスも少なくなり、クオリティの高いデザインに繋がるでしょう。
・修正対応の確認を。スケジュールには余裕をもって
修正についても事前に確認しておくと安心です。
修正回数や修正対応については、デザイナーによって異なるため、一般論で考えずにデザイン着手前にチェックしておきましょう。
また、スケジュールについては修正なども見込んだ余裕のあるスケジュールを組んでくことがポイントです。
細かすぎず、丸投げしすぎないバランスの良いディレクションを
非デザイナーにとって、デザインに対する指示は難しい点ではありますが、自身の役割を認識した上で行うとスムーズにいくことが多いはずです。
ディレクターは、あくまで「ディレクション」に徹することが重要で、デザインについての細かすぎる指示は行わない方が賢明です。
最終成果物の目的や「何を表現するか」をしっかりとデザイナーに伝え、「どのように表現するか」はデザイナーに任せることでより良いデザインになるでしょう。
デザイン修正時に押さえておきたいコツ・ポイントは?
デザインに修正をかけることも、非デザイナーにとって気の重い作業ではないでしょうか。
デザイナーとディレクターの相性などにもよりますが、気をつけたいポイントをまとめました。
・技術的な指摘を行いすぎない
デザインのクオリティや技術面については、簡単に修正できる点ではないため、依頼時に確認できる場合は確認しておきましょう。
また、非デザイナーからの技術的な指摘は、内容も不確かになりやすく、デザイナーの心理的反発も招きかねないため、あまりおすすめ出来ません。
・まずは依頼した要件を満たしているかを確認
まず確認すべきは、依頼した要件を満たしているかをチェックすることです。
コンセプトに沿っているか、要素の優先順位は合っているか、トーン&マナーは守られているか、という点を確認しましょう。
特に要素の優先順位などは、非デザイナーでも指摘しやすいポイントです。「優先順位的にAの要素が上なので、Aをもっと目立たせる」といった修正であれば、デザイナー側も理解しやすいでしょう。
・修正指示は抽象的すぎない。イメージがあると◎
修正指示は具体的すぎてもデザインの表現の幅を狭めてしまいますが、抽象的すぎると、いつまでもデザインが完成しません。
そのため、修正依頼をする際はイメージを共有できるとスムーズになるでしょう。「この部分のデザインは添付画像のイメージで調整を」というように、イメージを数点共有してみましょう。
まとめ
非デザイナーにとって、デザインの依頼や修正は難しいと感じることが多いと思います。
信頼できるデザイナーに依頼し、デザインについては任せられることが理想的ですが、そうでない場合は今回の記事でお伝えしたことを意識することで少しでもスムーズに制作が行えるのではないでしょうか。
レリゴでも、ご要望に合わせたデザイン制作や、ディレクターのアウトソーシングも行なっています。
コーポレートサイト、ECサイト(楽天・Amazonなど)の構築経験も豊富で、今までのノウハウを活かして最適なご提案をいたします。
サイト制作などでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合せ下さい。
レリゴでの事例
ライター紹介
- レリゴ編集部
2004年よりEC周りの制作を中心に、WEB制作企業として、これまでに数多くの企業をサポートしてきた「レリゴ株式会社」のメディア編集部。幅広い分野の企画・制作・マーケティングを一気通貫で行い、企画から運用まで幅広いサポートを実施。今までの経験やノウハウから、コラムやお役立ち情報を発信しています。
レリゴの具体的なサービス内容はこちら!