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企業がリモートワーク導入を成功させるポイント

2020.4.3

企業側のメリット・デメリット

メリット

1. 生産性の向上
リモートワーク導入により従業員が働きやすい環境が整えば、従来オフィスに通勤していた時のストレスも軽減し、仕事に対するモチベーションも上がります。それにより企業の生産性が向上します。

2. 離職防止と人材確保
リモートワークを導入すると自宅での作業が可能になるため、育児や介護をきっかけとした離職を防止する効果があります。また、産休や育休明けに短い時間から働くことが容易になるため、職場へ早期復帰する社員を後押しする効果もあります。
これにより優秀な人材が会社を離れることや従業員の離職を防止できます。

3. コスト削減
リモートワーク導入により従業員の離職を抑制できるので、新たな人材を確保し育成するためのコストを削減できます。
さらにリモートワーク導入に伴い、環境整備のために初期投資が必要ですが、従業員に支給する通勤手当、出張費などを削減できます。

4. 非常時の事業継続性の確保
地震などの自然災害、ウイルスのパンデミック、テロなど突発的な出来事により会社での事業継続が難しい場合でも、自宅などで仕事を行っているリモートワークの従業員がいれば、非常時でも事業を継続でき、事業利益の損害を最小限に抑えることができます。

5. 企業ブランドやイメージの向上
リモートワーク導入で働きやすい職場環境を提供しているというメッセージを伝えることで企業のブランドやイメージのアップにもつながります。
そうすることで、従業員の会社に対する信頼度も向上し、優秀な人材がここで働きたいと集まってくるという効果も期待できます。

デメリット

1.従業員の勤怠管理が難しい
リモートワークで働く従業員はオフイスに出社してくるわけではないので、いつ仕事を始めたのか、いつ仕事が終わったのか、在席中か、離席中かなどをタイムカードで管理したり、目で確認したリできません。
それで勤怠管理が難しいという問題が生じます。

2. 会議を同じ場所で集まってできない
リモートワークで働く従業員が複数人いれば会議をどうするかという問題も生じます。
またオンライン会議の利用について、既存のクライアントならまだしも、新しいクライアントとの商談には議論が残ります。

3. 仕事の進捗状況の把握が難しい
リモートワークを導入した場合、個人やチームとして任されているプロジェクトの進捗状況がどこまでなのかを把握するのが難しいという問題が生じます。

 

デメリットの中には、「そもそもリモートワークだからデメリットなのだろうか?」と思われる項目もあります。
「勤務の終わらせ方が難しい」という従業員側のデメリットについては、
普段からダラダラ仕事をしてしまっている人が言いがちな可能性があります。
リモートワークをする前に、改善すべき内容であることも多々あります。

そこで、リモートワークをする前に、あらかじめ業務内容・業務体制の見直しをすることから始めるのが必要です。
上記のメリットが・デメリットをふまえ、リモートワーク導入を成功させるための「7つのポイント」をお伝えしたいと思います。