WEB制作の外注でよくある失敗例5選と対策。外注プロセスで注意すべきポイント
WEBサイトは企業の顔とも言える重要なツールです。
多くの企業がWEB制作を外注していますが、「期待通りの成果が得られない」「予算や時間が無駄になった」と感じることも少なくありません。
外注プロセスには注意すべきポイントがいくつもあります。
この記事では、WEB制作の外注でよくある失敗例を5つ挙げ、それぞれの原因と具体的な対策を解説します。
これを読めば、外注による失敗を防ぎ、成功へと導くためのヒントが得られるでしょう。
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レリゴではサイト設計からコーディング・運用までワンストップで対応可能です。ぜひお問合せ下さい。
WEB制作外注でよくある失敗例とその対策
WEB制作を外注する際には、さまざまな課題が発生する可能性があります。
ここでは、よくある失敗例を5つ取り上げ、それぞれの原因と解決方法について詳しく説明します。
これらのポイントを押さえることで、失敗を防ぎ、スムーズな制作プロセスを実現できるでしょう。
目的や目標が曖昧なまま依頼してしまう
WEBサイト制作において最も重要なのは「目的と目標」を明確にすることです。
目的が不明確なまま「なんとなくリニューアルしたい」と依頼すると、デザインは変わっても集客や売上には繋がらないケースがあります。
具体的なゴール設定がないことで、制作会社との認識がズレてしまい、成果が得られないこともあるのです。
解決策としては、「何のためにWEBサイトを作るのか」をはっきりさせることが大切です。
「問い合わせ数を増やしたい」「商品の購入率を向上させたい」といった具体的な目標を設定することで方向性がより明確になります。
また、自社の商品やサービスに興味を持つターゲット層を明確にすることで、デザインやコンテンツの方向性も定まります。
さらに、アクセス数やコンバージョン率など成果測定に必要な指標(KPI)を設定しておけば、完成後の効果測定もスムーズです。
制作会社選びで失敗する
制作会社選びはWEB制作外注の成功・失敗を左右する重要なステップです。
価格だけで制作会社を選んだ結果、期待以下のデザインや機能性になったり、自社の業種に合わないサイトが完成してしまうことがあります。
また、実績や得意分野を確認せずに選んだ場合、方向性がズレてしまう可能性もあります。
適切な制作会社選びにはいくつかポイントがあります。
まず複数社から見積もりを取り、それぞれの提案内容や実績、得意分野などを比較検討することが重要です。
次に過去の制作事例を見ることで、自社に合ったデザインや機能性が提供できるか判断できます。
そして担当者との相性も確認してください。
コミュニケーションがスムーズに取れるかどうかはプロジェクト成功に欠かせない要素です。
丸投げしてしまう
「専門家に任せれば大丈夫」と全て制作会社に丸投げすると、自社イメージとは異なるサイトが完成することがあります。
また途中経過を確認しないことで修正箇所が増え、コストと時間が膨らむ場合もあります。
自社でも関与するためには、まず基本的な知識を身につけることから始めましょう。
最低限の知識(デザインやSEOなど)を学んでおけばスムーズに進められます。
そして進捗状況は定期的に確認し、打ち合わせや報告会で内容をチェックします。
必要なら早めに修正依頼を出すことで、大きな手戻りを防ぐことができます。
また意見交換は積極的に行い、自社の要望やイメージはしっかり伝えることが重要です。
契約内容が曖昧
契約内容はプロジェクト全体の基盤となる重要な部分です。
契約書の内容を十分に確認しないまま進めた結果、「ここまで対応してもらえると思っていた」という認識の違いから追加費用が発生したり、納品物の権利関係でトラブルになることがあります。
契約内容確認時には以下の点に注意してください。
まず契約書は細部まで確認し、作業範囲や納期、著作権などについて明確に記載されているかチェックします。
また不明な点は事前に質問し、不安要素は解消しておきます。
これらによってトラブル発生リスクを大幅に減らすことができます。
公開後の運用・保守計画がない
WEBサイト公開後、「これで終わり」と放置してしまうケースがあります。
定期的な更新やメンテナンスが行われないと情報が古くなり、検索順位も下がってしまいます。
運用計画としては、コンテンツ更新やアクセス解析など継続的な管理体制を構築することが重要です。
また、保守サービスの利用も検討してください。
セキュリティ対策やシステム更新などは専門家に任せることで安心して運用できます。
公開後も継続的な管理体制を維持することで、WEBサイト本来の価値を最大化できます。
成功事例:失敗例から学ぶ、成功への道筋
明確な目標設定で成果アップ
ある中小企業が「おしゃれなサイト」を目指してリニューアルを行いました。
しかし、デザインにこだわりすぎた結果、集客や売上には繋がらず、期待した効果を得ることができませんでした。
その後、新たなリニューアルでは、「問い合わせ数〇件増加」という具体的な目標を設定しました。
この目標に基づき、ターゲット層を詳細に分析し、彼らが求める情報やコンテンツを盛り込む設計が可能になりました。
例えば、問い合わせフォームを目立つ位置に配置し、訪問者がすぐにアクションを起こせるよう導線を改善しています。
また、SEO対策を強化し、検索エンジンからの流入を増加させる施策を実施しました。
結果として、問い合わせ数は以前の2倍以上に増加し、新規顧客の獲得にも成功しました。
明確な目標設定と、それに基づいた具体的な施策が成果を大きく左右する事例です。
制作会社選びで成功した企業
ある企業は価格だけでなく実績や得意分野にも注目して制作会社を選定しました。
以前、低価格の制作会社に依頼した結果、デザインや機能性が不十分で顧客満足度が低下してしまったのです。
そこで今回のリニューアルでは過去の制作事例や口コミ評価を徹底的に調査し、自社の業種に精通した制作会社を選びました。
この制作会社はECサイト構築に特化しており、商品の魅力を最大限に伝えるデザインと直感的な操作性を提供しています。
結果として商品検索機能や購入フローの改善によって顧客体験が向上し離脱率が大幅に減少しました。
売上は20%以上増加しリピーター率も向上しました。
適切な制作会社選びがビジネス成果に直結することを示した成功事例です。
積極的な関与で理想通りのサイトへ
ある企業は過去の経験から「丸投げでは理想通りのサイトは作れない」ことを経験しました。
そのため、新しいプロジェクトでは制作過程に積極的に関与し、自社のイメージ通りのWEBサイト構築を目指しました。
具体的には定期的な打ち合わせを行い、自社ブランドの方向性やターゲット層について詳細な要望を伝えました。
またデザイン案や試作品が提出されるたびにフィードバックを行い、細部まで修正しました。
さらに担当者との密なコミュニケーションによって認識のズレが解消され、「見た目だけでなく機能面でも優れたサイト」が完成しました。
結果として訪問者数とコンバージョン率が向上し、新規顧客獲得にも成功しました。
積極的な関与と継続的なコミュニケーションが成功への鍵となった事例です。
まとめ
WEB制作外注には多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点も多く存在します。
この記事ではよくある失敗例とその対策について解説しました。
- 目的や目標を明確にすることで、WEBサイトの方向性を定める。
- 制作会社選びは慎重に行い、実績や得意分野を確認する。
- 丸投げせず、自社も積極的に関与することで認識のズレを防ぐ。
- 契約内容は細部まで確認し、不明点は事前に解消する。
- 公開後も運用・保守計画を立てることで、WEBサイトの価値を維持する。
これらのポイントを押さえることで、失敗リスクを減らし、成果を最大化できます。
自社で対応が難しい場合や、専門的なサポートが必要な際は、ぜひレリゴにご相談ください。
レリゴは、持続可能なWEB戦略を提案し実行するWEBサイト総合サポート企業です。
困ったときに気軽に相談できる「かかりつけ医」であり「専門医」として、多くの企業のWEBサイト改善を支援してきました。
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ライター紹介
- レリゴ編集部
2004年よりEC周りの制作を中心に、WEB制作企業として、これまでに数多くの企業をサポートしてきた「レリゴ株式会社」のメディア編集部。幅広い分野の企画・制作・マーケティングを一気通貫で行い、企画から運用まで幅広いサポートを実施。今までの経験やノウハウから、コラムやお役立ち情報を発信しています。
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