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ECサイト制作を外注する際に押さえるべき7つのポイント

2025.5.2

ネットショップの成長を目指すなら、サイト制作をプロに任せる選択肢があります。
しかし、外注先の選び方や依頼準備が不十分だと、想定以上のコストや手戻りが発生することもあります。

クオリティの高いデザインや機能要件の不足が原因で、集客効果が減ってしまうケースも少なくありません。
適切な準備なしに依頼を進めると、修正対応や仕様調整に大幅な時間を取られることもあるでしょう。

この記事では、外注前の課題整理から納品後の改善まで、外注プロジェクトを成功に導くポイントを解説します。
これらを押さえれば、スムーズにプロジェクトを進めつつ、期待した成果を手にしやすくなるでしょう。

レリゴではサイト設計からコーディング・運用までワンストップで対応可能です。ぜひお問合せ下さい。

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ECサイト制作を外注するメリット・デメリット

サイト制作を外注するかどうか迷うポイントには、コストや品質、社内リソースの問題があります。
ここでは、外注した場合に得られる利点と注意点について詳しく説明します。

メリット

外注すると、社内だけでは賄いきれないデザインや技術をすぐに利用できるため、サイトの質を短期間で高められます。

制作にかかる工数を外部に移せば、社内メンバーは商品企画や販促に集中できるでしょう。
さらに、制作チームを一から組むよりもコストを抑えつつ納期管理をプロに任せられる点も大きな魅力です。

デメリット

外注先との情報共有に手間がかかる点がネックです。
要望の伝達不足が原因で再作業が発生すると、かえってコストや工数が増える恐れがあります。

また、外注先のノウハウが社内に蓄積しにくく、保守・改修のたびに同じ説明を繰り返す必要があります。
自社制作と比較し、リソースや予算、スケジュールとの兼ね合いで最適な選択を判断しましょう。

ECサイト制作を外注する際に押さえるべき7つのポイント

外注プロジェクトでは、要件のすり合わせや費用管理が曖昧だとトラブルにつながりやすくなります。
ここでは、準備段階で必ずチェックしたい7つの視点について詳しく説明します。

1.目的とKPIの明確化

まず、サイト制作の最終ゴールを数値化しましょう。
離脱率や購買率などの指標を設定すると、成果測定がしやすくなります。
その結果、外注先への伝わり方が明確になり、提案内容やデザイン方向のズレを防げます。

2.予算相場の把握

EC構築の費用は、デザインのみかシステム構築まで含むかで大きく変わります。
類似サイトの事例を参考にし、自社がかけられる予算の上限を明確にしましょう。
相場感を共有しておくと、見積もり段階での交渉が有利になります。

3.実績・成果の確認

見た目のポートフォリオだけでなく、売上やコンバージョン率の改善データがあるかを確認しましょう。
具体的な数値で示された成功事例があれば、安心感が格段に高まります。
トラブル対応事例もあわせてヒアリングするとより信頼できます。

4.要件定義の精度

ワイヤーフレームや参考サイトをもとに、画面設計や機能要件を詳細にまとめましょう。
どのページで何を行い、ユーザーにどんな行動を促すかを文章化すると、認識のズレを減らせます。
リスト形式で抜け漏れを防ぐと効果的です。

5.契約範囲と修正回数のすり合わせ

デザイン案の提出回数や修正フィードバックの上限を契約書に盛り込みます。
納品後の軽微な修正対応やバグ修正が有償か無償かも決めておくと安心です。
追加作業時の単価設定を明確にしましょう。

6.コミュニケーション体制の確立

定例ミーティングの頻度や使用ツールを合意し、担当者情報を共有しましょう。
窓口を一本化すると、連絡が迷子になるリスクを抑えられます。
議事録やタスク管理の習慣化も大切です。

7.PDCAサイクルの設定

納品後のデータをもとに改善計画を立てる仕組みを取り入れましょう。
アクセス解析やヒートマップでユーザーの行動を把握し、目標未達時は原因を特定します。
改善内容を次版に反映するフローを確立することで、継続的に成果を上げられます。

発注から納品後まで|進行管理と成果検証のポイント

進行管理が曖昧だと、納期遅延や要件漏れが発生しやすくなります。
ここでは、工程ごとのチェック方法と納品後の成果検証について詳しく説明します。

スケジュール設計とマイルストーン

全工程を「要件定義→デザイン確認→コーディング→テスト→公開」に分け、各フェーズの締め切りを設定しましょう。
中間レビューをはさむことで手戻りを抑えられます。
遅延が起きた際には、原因を速やかに共有してリスケを実施します。

チェックリストの活用

プロジェクトが円滑に進むよう、各工程で確認すべき項目をチェックリストにまとめておくと安心です。
デザイン、機能、SEOと分野ごとにリスト化し、進捗に合わせて都度点検しましょう。
抜け漏れを防ぎながら、品質担保とスケジュール管理を両立できます。

以下のリストを活用し、タスク管理ツールで記録を残してください。

また、チェック後の結果を必ず共有することで、チーム全体の認識をそろえられます。

改善点が見つかった際には、迅速に調整案をまとめて次のフェーズに反映しましょう。

  • デザイン面:画像解像度、フォント、配色の統一を点検
  • 機能面:カート、決済、会員登録の動作確認とスマホ表示チェック
  • SEO面:タイトルタグ、見出し構成、metadescriptionの設定

チェックリストをタスク管理ツールで管理し、完了時に必ず記録を残しましょう。

納品後のKPIモニタリング

KPI(Key Performance Indicator)とは、事業やプロジェクトの目標達成度を測るための重要な指標です。
リリース後は週次でKPIを取得し、目標との差を追います。

ユーザーの行動ログやヒートマップを使えば、離脱ポイントが明確化できます。
未達成時はデータをもとに仮説検証を行いましょう。

レビュー結果を要件に反映し、再度外注先へ依頼する流れを決めましょう。
更新履歴を社内外で共有し、どの変更が成果に貢献したかを可視化します。
その結果、次回以降も同じ成功パターンを再利用できます。

さらに、定期的に振り返りの場を設け、改善策の効果をチーム全体で評価します。
得られた知見はナレッジとして社内に蓄積し、次のプロジェクトで効率よく活用できるようにしましょう。

まとめ

ECサイト制作を外注する際に押さえるべきポイントや、進行管理・成果検証の流れについて解説してきました。
外注のメリット・デメリットを理解し、事前準備から納品後の運用まで計画的に進めることで、トラブルを防ぎ、期待以上の成果を得ることができます。

この記事の重要点を振り返りましょう。

  • 目的とKPIの明確化:数値目標を設定して外注先と共有
  • 要件定義の精度:画面設計や機能要件をリスト化して抜け漏れを防止
  • 契約範囲の明文化:修正回数や保守対応を契約書で取り決め
  • コミュニケーション体制:定例ミーティングとツール選定で連絡を一本化
  • PDCAサイクルの構築:納品後のデータ分析から改善要件を反映

ECサイト制作の進行管理と成果検証は、専門的な知識と経験が必要な分野であるため、自社で対応が難しい場合は、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

レリゴは、持続可能なWeb戦略を提案し実行するWEBサイト総合サポート企業です。
困ったときに気軽に相談できる「かかりつけ医」であり「専門医」である頼れるWEBパートナーとして、多くの企業のWebサイト改善を支援してきました。

ECサイト制作の進行管理や成果検証、その他のWeb関連の課題について、専門家の意見が必要な場合や具体的な改善策を検討したい場合は、ぜひレリゴにご相談ください。
レリゴの経験豊富なチームが、Webサイトの継続的な改善と成功をサポートします。

レリゴでの事例

ライター紹介

  • レリゴ編集部

2004年よりEC周りの制作を中心に、WEB制作企業として、これまでに数多くの企業をサポートしてきた「レリゴ株式会社」のメディア編集部。幅広い分野の企画・制作・マーケティングを一気通貫で行い、企画から運用まで幅広いサポートを実施。今までの経験やノウハウから、コラムやお役立ち情報を発信しています。

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