企業がリモートワーク導入を成功させるポイント
新型コロナウイルスの感染が急速に広がるにつれ、多くの企業でリモートワークの導入が検討され始めています。
今まで社内に集まってやっていたのが当たり前だったのが急にオンライン会議になったりと、リモートワーク導入に戸惑いを感じている企業様も多いのではないでしょうか。
そんな企業様のため、リモートワーク導入を成功させるための「7つのポイント」をお伝えしたいと思います。
Index
- そもそもなぜリモートワークがうまくいかないのか
従業員側のメリット・デメリット
企業側のメリット・デメリット - リモートワーク導入を成功させるための「7つのポイント」
業務内容の「見える化」
業務体制の見直し
ツールを使いこなす
チャットでのコミュニケーションに慣れる
各人の課題の共有
リーダーがリモートワークをする
新しいことはやり通してみる - まとめ
なぜリモートワークがうまくいかないのか
リモートワークを導入する際、従業員側と企業側には以下のメリットとデメリットが生まれます。
従業員側のメリット・デメリット
メリット
1.ワーク・ライフ・バランスの向上
リモートワークという働き方を通じて自分のライフスタイルに合わせた働き方を実践できます。
例えば、田舎で生活したい、海外で生活したいと考えていても、会社に毎日出勤するという働き方ではそれを実現させるのは難しかったですが、リモートワークができればそうした生活スタイルも手に入れることができます。
リモートワークができれば、妊娠中、育児中の時期でも仕事を継続する事が可能になり、仕事と生活を上手に調和させることができます。
2.仕事と育児・介護などの両立
少子高齢化に伴い働く世代の人たちが高齢の親を介護しなければならないという問題が生じています。
また、スキルや勤労意欲はあるものの、病気などの理由で毎日会社に出勤するのが難しいという人や、育児のために毎日会社に出勤できないという方もおられます。
リモートワークを実施することで、このような介護中、育児中、病気治療中の従業員でも仕事を継続して行うことができます。
3.通勤にかかる時間やストレスの軽減
毎日の通勤のために時間をかけて満員電車に乗り会社に出勤する必要がなくなります。
これにより出社・帰宅に必要な時間、そのストレスが軽減されます。
さらに、自分の都合に合わせて仕事ができる、好きな時間にランチができる、制服やスーツに着替える必要がなく好きな格好で仕事ができるなどの精神的余裕も生まれます。
デメリット
1.同僚と話す時間が減る
リモートワークで仕事をしていると、従来の会社での勤務スタイルのように同僚とおしゃべりしたリ、一緒にランチに行ったり、会社終わりにご飯や飲みに行くという機会が減ります。
こうした時間は仕事のストレス発散になったり、仕事のアイデアや励ましをもらったりする機会にもなっていました。
2.運動不足になる
オフィスに通勤している場合、行き帰りの歩行時間に加えて昼食をとりにいったり、オフィス内を歩行したりと無意識に体を動かす機会があります。
意識はしていなくても習慣化されている活動により自然とカロリー消費していた分、在宅勤務時においては意識的に体を動かさなければ、カロリー消費ができません。また、パソコンでの作業の時間が多くなると姿勢が固定され、筋肉が凝り固まることで肩こりや腰痛を引き起こす可能性があります。
3.勤務の終わらせ方が難しい
終業を知らせるベルが鳴るわけではないので、自分で仕事を終わらせるタイミングを決めなければなりません。
しかしそれが難しいとダラダラと仕事を続けてしまい、プライベートの時間が奪われ、逆にリモートワークという働き方がストレスになります。